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飯田市立和田小学校

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2008 年 6 月 のアーカイブ

自問清掃に取り組んでいる皆さんに、今日は一つの言葉を贈ります。

6月25日(水)校長講話

 今、皆さんは掃除の時間、それぞれに・・・「ねばり玉」「はっけん玉」「しんせつ玉」(掲示)
を使って、毎日「自問清掃」に取り組んでいます。自分に問いかけ、自分で決めて、自分で動いて、終わったら自分を振り返る。私が見ている限り、皆さんの掃除は4月からずっと素晴らしいと感じています。特に、「ねばり玉」は大変良くできています。話し声が聞こえない。みんな一人一人が、自分の心に問いかけて掃除をしている。まず、このことがすごい。

 そこで、さらに、皆さんの「自問清掃」が良くなっていくために、今日は、おまじないの言葉として、私は皆さんに『あとみよそわか』の言葉を贈りたいと思います。

 『あとみよそわか』(掲示)・・・何だか変な言葉ですが、「あとみよ」は、何となく分かりますね。「後」を「見なさい」ということです。「そわか」とは般若心経というお経の一番最後の締めくくりの言葉です。「羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経」・・・この最後の「薩婆訶(そわか)」なのです。
 この「あとみよそわか」の言葉は、かなり昔から使われていたようですが、最近よく言われるのが、明治時代の頃の作家ですが、幸田露伴という人が、娘の文さんに掃除のやり方を教えるときに使った言葉だということです。幸田露伴は、文さんが掃除を終えると、「あとみよそわか」と唱えて、「もういいと思っても、もう一度、よく呪文を唱えて見直してみなさい」と言って文さんに教えたとそうです。

 そこで、皆さんにも、是非、掃除の中で、また掃除の後で、このおまじないの言葉を、心の中で唱えてみてほしいと思うのです。
 自分の場所を掃除する。箒で掃いた。雑巾がけをした。その時に、自分のやった後を、このおまじないの言葉で、見つめてみたらどうでしょう。自分のしたこと、掃いたりかけたりした後を見直す。すると、その場所の、雑巾で落としきれなかった汚れや、箒で掃ききれなかった隅っこの埃が見えてくるかもしれない。発見です。このおまじないは、「ねばり玉」が磨かれてきている皆さんに、さらに「はっけん玉」を磨いていく方法になるかと思うのです。「あとみよそわか」と心の中で言って、見つめてみるのです。足りないところに気づいたら、そこをまたすぐやる。時間がなかったら、明日の課題にする。自分で発見して、また自分で動く。友だちの姿から発見することもあるかもしれない。それは「しんせつ玉」を磨くことにもなっていきます。

 また、掃除の後、皆さんは一人一人ふりかえりをしていますね。その時も「あとみよそわか」と心の中で唱えながら、自分の姿を見つめてみる。すると、自分の掃除の時の様子が見えてくる。何を見て掃除をしていたか。何を考えて掃除をしていたか。自分の心と語り合う方法になると思います。振り返りの言葉「あとみよそわか」です。

 今日は、『あとみよそわか』というおまじないの言葉のお話をしましたが、これは、掃除だけではなく、他にもいろんな時にも使えるのです。

 例えば、靴を脱いだらそろえる。「あとみよそわか」私の靴は綺麗に下駄箱にそろって入っているかな、と見直してみる。また、給食を食べてしまったら、食器にご飯粒は一つも残っていないかな、と見てみる。帰りの支度をしたら、机の中やロッカーの中は、きちんと整理できているかな、と確かめてみる。

 また、授業の時も宿題をやった時も、書いた後をこれでいいかな、落ちはないかな、と見直してみる。そうすると、もっとこうしたいという発見が生まれるかもしれない。夜、寝る時、明日の予定を見て、これで準備は出来たかなと、見直して安心して寝る。これも一日の終わりの「あとみよそわか」ですね。

 自分のやるべき事、与えられた仕事、これは自分の責任です。自分が最後まで頑張り抜く仕事、責任です。「あとみよそわか」の生活が、自分の責任ある生き方をしていく、確実に生きていく方法になると思います。

 自問清掃の中での「あとみよそわか」。
 毎日の生活の中でのいろんな場面での「あとみよそわか」。
 是非、自分の心の中でこのおまじないの言葉を唱えながら、自分と向き合い、振り返り、自分自身と語り合ってみてください。これからの、皆さんの掃除や生活の中での自分磨き、自分づくりに期待しています。

 『あとみよそわか あとみよそわか』・・・終わります。

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